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子育て世帯が資産形成で本当に優先すべきこと|元浪費家・元看護師の私が後悔した5つのこと
結論から言うと、株や投信の銘柄選びより先にやることがあります。
こんにちは、はとです。
独身時代はなんとなく給料を使い、ボーナスで帳尻を合わせる典型的な浪費家でした。看護師になって10年、急性期病院と訪問看護・施設看護を経験し、今はプチFIRE生活を送りながら「お金と自由ラボ」を書いています。
娘が生まれてから、ようやく「お金は気合いでは増えない」と気づきました。教育費・住宅費・日々の生活費が一気に現実味を帯びるからです。そして2026年4月からは、健康保険料に上乗せする形で「子ども・子育て支援金」の徴収も始まりました。制度そのものは子育て世帯を支える仕組みですが、家計目線で見ると「地味に効いてくる負担増」が1つ増えたのも事実です。
この記事では、元浪費家・元看護師の私が実際に遠回りした経験と、簿記3級で学んだ数字の見方をもとに、子育て世帯が本当に優先すべきお金の順番を、後悔ベースで正直にまとめます。
この記事でわかること
①結論|資産形成は「増やす前に、折れない家計にする」が最優先
私は以前、「とりあえず投資を始めれば前進」と思っていました。でも実際は、家計の土台がゆるいまま投資だけ先に進めると、急な出費のたびに積立を止め、結局メンタルも資産もブレやすくなります。
子育て世帯が本当に優先すべきことは、生活防衛資金を確保し、固定費を整え、家計が自動で回る仕組みを作ること。NISAやiDeCoは、その土台ができてからの「加速装置」だと今は考えています。
子育て世帯こそ、生活費の6〜12ヶ月分の生活防衛資金が目安とされます(総務省・家計調査をもとにしたFP試算)。子どもがいない共働き世帯より、厚めの備えが推奨されています。
②2026年から始まった「見えない負担増」を知っておく
2026年4月分の保険料から、健康保険に上乗せする形で「子ども・子育て支援金」の徴収が始まりました。これは少子化対策の財源として、全世代・全企業が負担する新しい仕組みです。
健保連の試算では、支援金率は2026年度の約0.3%からスタートし、2028年度には約0.4%まで段階的に引き上げられる見込みです。たとえば標準報酬月額が50万円の会社員であれば、2026年度の負担額は月1,500円ほど(会社と折半で本人負担は750円程度)となります。
「月数百円〜千円程度」と聞くと小さく感じますが、社会保険料は基本的に一度上がると下がりにくいコストです。手取りが少しずつ削られていく前提で、固定費側を先に軽くしておくという発想が、これからはより大事になると感じています。
支援金制度そのものの是非はさておき、「気づいたら手取りが減っている」項目が増えるほど、家計の中で自分がコントロールできる部分(固定費・積立の設計)を先に整えておく重要性は増すと感じています。
③まず見てほしい|お金の優先順位ピラミッド
先に④へ行きたくなりますが、家計が安定するのは①→②→③→④の順です。
④元浪費家の私が後悔した5つのこと
後悔① 投資を始めれば安心だと思い、生活防衛資金を後回しにした
子どもが小さい時期は、思っている以上に突発出費が多いです。発熱で仕事を休んだり、保育園グッズを買い足したり、車検が重なったり。「現金は最低限でいい」と考えていた私は、何度も積立を崩しました。投資信託は長く持ってこそ意味が出るのに、途中で売る前提の家計設計になっていた時点で、資産形成としてはかなり危うかったと思います。
値動きより怖いのは、「現金不足で続けられないこと」でした。
後悔② 固定費を放置したまま、節約を”気合い”で続けようとした
子育て中は忙しいので、日々の節約だけで家計を改善するのはかなりしんどいです。それより効果が大きかったのは、保険・通信費・使っていないサブスク・車の維持費などの固定費の見直しでした。一度下げれば、翌月から何もしなくても効果が続くからです。ちなみに固定費の洗い出しは、家計簿アプリで口座を自動連携してからのほうが圧倒的にラクでした(この話は後ほど詳しく書きます)。
後悔③ 教育費・老後資金・近い将来使うお金を全部同じ財布で考えていた
「とりあえず積み立てていれば大丈夫」と思っていた時期は、教育費も老後資金も旅行費も、頭の中では全部ひとまとめでした。でも、使う時期が違うお金を同じ感覚で管理すると、必要なタイミングで困ります。10年以内に使う可能性が高いお金と、20年以上先まで引き出さない前提のお金は、本来分けて設計すべきだと後からわかりました。
後悔④ 夫婦でお金の優先順位を共有せず、なんとなく進めていた
教育費を厚めにしたいのか、住宅ローン返済を急ぎたいのか、老後不安を先に減らしたいのか。ここがズレたままだと、片方は節約、片方は消費になりがちで、家計の推進力が出ません。数字より先に、夫婦での認識合わせが必要でした。
後悔⑤ “積立額”ばかり見て、暮らしが続くかどうかを考えていなかった
SNSを見ていると、「毎月◯万円積み立てています」がとても立派に見えます。私もそれに引っ張られて、少し背伸びした積立額を設定したことがありました。でも子どもの成長に合わせて支出は変わります。大事なのは、今の積立額がすごいかどうかではなく、3年後も5年後も無理なく続けられるかです。
⑤教育費のリアルな数字を知っておく
「なんとなく怖い」で終わらせず、実際の数字を押さえておくと、目的別積立の設計がしやすくなります。文部科学省の令和5年度「子供の学習費調査」では、幼稚園から高校卒業まですべて公立に通った場合の総額は約596万円、すべて私立の場合は約1,976万円とされています。
| 段階 | すべて公立 | すべて私立 |
|---|---|---|
| 幼稚園〜高校(学習費総額) | 約596万円 | 約1,976万円 |
| 大学4年間(国公立) | 約499万円(入学費用込み) | |
| 大学4年間(私立) | 文系 約717万円/理系 約822万円 | |
※出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」、金融広報中央委員会「知るぽると」。大学費用に短大・専門学校の学費は含みません。スマホでは横スクロールで確認できます。
「公立想定」でまず積立額を組み、私立を選ぶ可能性が出てきたタイミングで積立額を見直す、くらいの気持ちで十分だと感じています。最初から私立フル想定で身構えすぎると、日々の家計がしんどくなりがちです。
⑥今日からできる3ステップ
生活防衛資金を先に置く
子育て世帯の目安は生活費の6〜12ヶ月分。総務省「家計調査」を参考にした試算では、4人世帯の消費支出は月額約33.5万円なので、まずは200万〜400万円を1つの目標に。
固定費を削って自動化する
保険・通信費・サブスク・住宅費を点検し、浮いた分を先取りで別口座へ流す設計にします。2026年からの社会保険料の緩やかな増加も、この土台があれば吸収しやすくなります。
とはいえ、「毎月何にいくら使っているか」が見えていないと、固定費のどこにメスを入れればいいかも分かりません。私は口座やカードがバラバラで、正直このステップで一番苦労しました。今はマネーフォワード MEで銀行口座・クレジットカード・証券口座をまとめて自動連携し、資産の増減も含めて毎月ワンタッチで確認しています。手入力ゼロで「見える化」できるので、忙しい子育て世帯ほど合っていると感じています。
目的別に積立を分ける
教育費、近い将来使うお金、老後資金を分けて管理。土台ができてからNISA・iDeCoでの長期投資を厚くします。
⑦よくある質問
Q. 子育て世帯でも、投資は早く始めたほうがいいですか?
長期で見れば早く始めるメリットはあります。ただし、家計が不安定なまま始めると途中で止まりやすいので、まずは生活防衛資金と固定費の整理を優先したほうが、結果的に続けやすいです。
Q. 2026年からの子ども・子育て支援金は、家計にどれくらい影響しますか?
2026年度は月数百円〜千円台からのスタートで、2028年度にかけて段階的に上がる見込みです。金額自体は大きくなくても、社会保険料は下がりにくいコストなので、固定費を軽くしておくことで実質的に吸収しやすくなります。
Q. 家計管理が苦手でも、資産形成はできますか?
できます。家計簿を完璧につけることより、固定費見直しや先取り積立など「自動で整う仕組み」を作るほうが、忙しい子育て世帯には向いています。
まとめ|派手さより「折れない家計」が勝つ
元浪費家だったからこそ、今ははっきり言えます。子育て世帯のお金は、最初から完璧に回るものではありません。でも、順番さえ間違えなければ、家計はちゃんと安定していきます。
生活防衛資金を持つ。固定費を下げる。目的別に分ける。無理のない額で積み立てる。この地味な積み重ねこそ、いちばん再現性が高い資産形成だと感じています。
- 資産形成は投資商品の前に、家計の土台づくりが最優先
- 2026年からの支援金など「見えない負担増」ほど、固定費側で吸収する
- 教育費・老後資金・短中期資金は分けて考える
- 無理な積立より、続く仕組みのほうが長く効く
※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・制度の利用を推奨するものではありません。投資は自己責任で、ご自身の判断で行ってください。



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