「働かない自由」より「選べる自由」が欲しかった|資産3,000万円で正社員を降りた理由

資産形成記録

プチFIRE × 元看護師パパの実体験コラム

『正社員で消耗する毎日』を降りて見えた、
本当に豊かな暮らしの正体

鍼灸師2年、看護師10年。走り続けた会社員生活を降りて、資産3,000万円とプチFIREを手にした今、正直に思っていることを全部書きます。

【PR】本記事にはアフィリエイト広告を含みます。紹介するサービスは、僕自身が実際に使ってみて良かったものだけを経験ベースで選んでいます。個人の経験に基づく内容であり、効果には個人差があります。投資・契約に関する最終判断はご自身で行ってください。


 

1. 「消耗する日々」の正体は何だったのか

結論から言います。僕が正社員時代に感じていた「消耗」の正体は、お金の不安じゃなくて「自分の時間の主導権を、自分が握れていないこと」でした。

高校を出て鍼灸の専門学校に進み、鍼灸師として2年働きました。でも当時の自分は将来への不安が強くて、「もっと安定した資格を」と思い、看護学校に入り直しています。学費も生活費も自分で工面しながらの学び直しだったので、正直きつかったです。それでもなんとか看護師になり、急性期病院で6年、その後は訪問看護・施設看護で4年、合計10年間、現場に立ち続けました。

急性期の頃は夜勤続きで、休みの日は基本的に「回復するための時間」でした。娘が生まれてからも、帰宅した瞬間にはもう気力が残っていなくて、抱っこして遊んであげたいのに、体が動かない日が何度もありました。訪問看護に移ってからは日勤中心になって少し楽になりましたが、それでも「今日は誰かの命に関わる判断をしてきた」という緊張感を家に持ち帰る生活は変わりませんでした。

やりがいがなかったわけじゃありません。むしろ看護師という仕事には今でも誇りを持っています。ただ、自分の1日24時間のうち、自分の意思で使える時間がどれくらいあるかと数えたとき、驚くほど少なかった。これが、僕の「消耗」の正体でした。

💬 当時の自分に言いたいこと
あの頃の僕は「もっと稼げば楽になる」と本気で思っていました。でも実際に資産形成が進んで、収入面である程度の余裕ができてから振り返ると、消耗の原因はお金の量じゃなくて、時間の使い方を自分で選べないことだったと気づきました。稼ぐことと、楽になることは、イコールじゃなかったんです。


 

2. 年収と幸福度の関係を、データで振り返ってみた

「もっと稼げば幸せになれる」という感覚が本当に正しいのか、一度データで確認してみたことがあります。当時の自分を納得させるために調べたと言った方が正確かもしれません。

📊 わかっていること(ファクト)

ノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマン氏らの研究では、年収が一定水準(米国で約7.5万ドル、当時の為替で概算800万円前後)を超えると、幸福度の伸びがゆるやかになる傾向が報告されています。日本国内でも、内閣府が実施した「満足度・生活の質に関する調査」(2019年)で、世帯年収帯が上がるほど主観的な満足度スコアの伸び幅が小さくなっていく傾向が確認できます。

実際の数値イメージを、横スクロールできる表にまとめました。

世帯年収帯 主観的満足度(10点満点) 一段階前との差
500万〜700万円未満 約5.91
700万〜1,000万円未満 約6.24 +0.33
1,000万〜2,000万円未満 約6.52 +0.28

出典:内閣府「満足度・生活の質に関する調査」(2019年)をもとに作成。年収が上がるほど満足度は伸びるものの、上昇幅は徐々に小さくなる傾向が読み取れます。

💬 ここは僕の意見
この数字を見て、「年収を上げること」よりも「今ある年収で、時間と心にどれだけ余白を作れるか」の方が、幸福度への影響が大きいんじゃないかと感じました。もちろん収入は多いに越したことはないし、資産形成の土台としても大切です。ただ「稼ぎ続けること」だけをゴールにしてしまうと、消耗のループから抜け出しにくくなる。これは学生時代に浪費家だった自分と、投資を学んでからの自分、両方を経験したからこそ言えることです。


 

3. 正社員を降りて、実際に変わった5つのこと

娘が小学校に入学するまでに資産3,000万円という目標を掲げて、今年ようやく達成できました。結婚式も新婚旅行も必要以上にお金をかけず、その分を淡々と積立に回してきた結果です。派手な一発逆転ではなく、旧NISAからの積立と、高配当株・米国ETF・インデックスを組み合わせた二刀流を、10年近くコツコツ続けてきただけです。そのタイミングで退職を選び、プチFIRE生活に入りました。体感として変わったことを、正直にまとめます。

項目 正社員時代 プチFIRE後の今
娘との時間 送り迎えすら難しい日も 毎日の送り迎えが当たり前に
体重・健康 最大97kg 84kgまで減量、年内80kg未満が目標
食生活 外食・コンビニ中心 主夫として自炊が習慣に
運動 ほぼゼロ テニス再開・ランニング習慣化
学び 仕事に直結する知識のみ 簿記3級取得→簿記2級・FP3級を勉強中

正直、料理なんてほとんどやったことがなかったので、最初は味噌汁の出汁の取り方から調べるレベルでした。それでも毎日台所に立つようになって、家族の「美味しい」を直接もらえる生活は、思っていた以上に満たされるものでした。テニスも学生時代以来のブランクを感じながらの再開でしたが、体を動かした日は夜の眠りの質が明らかに違います。

もちろん、収入面では会社員時代より不安定になった部分もあります。ボーナスも退職金の積み増しもありません。それでも「自分の時間の使い道を、自分で決められる」という感覚は、想像していた以上に生活の質を変えてくれました。

とはいえ、不安がゼロだったわけではありません。収入が減る前提で退職を決めたので、辞める前に固定費とはかなり本気で向き合いました。特に効きが大きかったのが、スマホと電気の見直しです。

実際に見直したもの:スマホは楽天モバイルに乗り換えてデータ量に応じた段階制の料金に、電気は「ドコモでんき」にまとめてスマホと合わせてポイント還元、日常の支払いは年会費無料の「エポスカード」にポイントを集約しました。派手さはないですが、毎月の固定費が数千円単位で軽くなると、収入が減っても抱える不安の大きさが全然違います。

楽天モバイル
ドコモでんき


 

4. 僕が思う「本当の豊かさ」の正体

10年間看護師として働き、資産形成を積み重ねてきた今、豊かさは3つの要素でできていると感じています。

① 時間の自由
1日24時間の使い道を、誰かの都合ではなく自分の意思で決められること。娘を寝かしつけながら「明日は何しようか」と話せる、それだけのことがどれだけ贅沢だったか、今なら分かります。

② 選べる自由
「辞める」「続ける」「挑戦する」のどれを選んでも生活が破綻しないという、資産に裏付けられた選択肢の広さ。これは一気に手に入るものではなく、コツコツ積み上げた結果としてしか得られないものだと実感しています。

③ 心の余白
目の前の家族との時間を、焦りや疲労ではなく穏やかな気持ちで過ごせること。

この「心の余白」ができてから、家族とのお出かけの質も変わりました。豪華な旅行じゃなくていいんです。近場でも「お金をかけすぎずに楽しむ」工夫を意識するようになりました。旅行の予定を立てるときは旅行支援サイトの割引情報を必ずチェックしますし、雨の日に娘とどこかへ行きたいときは、遊び場の予約ができる「アソビュー」を使うことが増えました。遠出のときは「イオンコンパストラベルモール」経由でついでにポイントを貯めています。

アソビュー
イオンコンパストラベルモール

厚生労働省もワーク・ライフ・バランスの実現に向けて、長時間労働の是正や柔軟な働き方の推進を政策として掲げています。国レベルでも「働く時間の質」が課題として認識されているのは、決して個人の甘えではないということの裏付けだと感じています。

💬 流産を経験して感じたこと
これまで3度の流産を経験し、今は第2子が安定期に入りました。当たり前だと思っていた「明日も家族と一緒にいられること」が、実はとても尊いものだと痛感した出来事でした。この経験も、僕が「今この瞬間の時間」を優先する生き方を選んだ、大きな理由のひとつです。


 

5. 正直に言うと、ブログはまだ結果が出ていない

ここまで偉そうに「豊かさ」について語ってきましたが、正直に告白します。今取り組んでいるブログ運営は、まだほとんど結果が出ていません。資産形成は10年かけて答えが出ましたが、発信活動はまだ始めたばかりで、正解も出口も見えていないのが現状です。

アクセス数が伸びない日、書いた記事に反応がない日は、やっぱり凹みます。「10年看護師をやって積み上げた資産で暮らしているだけで、自分は何も新しく生み出せていないんじゃないか」と不安になることも正直あります。プチFIREという響きはかっこよく聞こえるかもしれませんが、実態は「まだ何者でもない自分」と向き合う日々です。

💬 それでも続けようと思う理由
資産3,000万円も、最初から見えていたゴールじゃありませんでした。浪費家だった自分が『3000円投資生活』という一冊の本と出会って、そこから何年もかけて積み上げた結果です。ブログも同じだと思っています。今は結果が出ていなくても、看護師として夜勤明けに勉強していたときと同じように、今日できることを一つずつ積み上げていくしかない。それが自分の性分だし、これまでの人生で唯一「再現性がある」と実感できているやり方でもあります。

下の子が生まれてからは、さらに自由に使える時間は減ると思います。それでも、資産形成でも子育てでも「完璧な準備が整ってから始める」より「今ある時間で、下手でも手を動かし続ける」方が、結局は前に進むスピードが速いと、これまでの経験が教えてくれました。だからこの発信も、結果が出るまで、地味に、正直に、続けていくつもりです。


 

6. 今日からできる、小さな一歩

「いきなり会社を辞めよう」という話ではありません。豊かさに近づくために、今日から始められることを5つ挙げます。

✅ ① 1週間の「時間の使い道」を書き出してみる
何にどれだけ時間を使っているか可視化すると、削れる部分が見えてきます。

✅ ② 固定費を見直し、月1万円でも投資に回す仕組みを作る
新NISAのつみたて投資枠を使えば、少額からでも長期の資産形成を始められます。僕自身、最初は無理のない金額から積立をスタートしました。

✅ ③ 「選べる状態」を数字で定義する
僕の場合は「資産3,000万円」でした。ご自身の生活費や家族構成に合わせて、目標額を一度計算してみることをおすすめします。

✅ ④ 結果が出なくても、記録だけは続ける
体重も資産も発信も、変化はグラフにしないと実感しづらいものです。数字で記録しておくと、しんどい時期でも「積み上がってきていること」に気づけます。

✅ ⑤ 家計を「自動で」見える化する
資産や支出の流れは、意志の力ではなく仕組みに任せた方が続きます。僕は資産の推移をマネーフォワードで自動管理し、日々の買い物や申し込みはモッピーハピタス(招待コード:VVPTHI)経由にすることで、同じ支出から取りこぼしなくポイントも積み上げるようにしています。仕組み化しておけば、モチベーションが低い日でも自然と続きます。


 

7. まとめ

「正社員で消耗する毎日」を降りて見えたのは、特別な暮らしではなく、時間・選択肢・心の余白という、とてもシンプルな豊かさでした。稼ぐ力を高めることと同じくらい、その稼ぎで何を守りたいのかを考えることが、遠回りのようで一番の近道だったと感じています。

そして今、資産形成では答えを出せた僕も、発信活動ではまだ何も証明できていません。それでも、看護師として夜勤明けに勉強し続けたあの頃と同じ気持ちで、地味に、正直に、続けていこうと思っています。この記事が、今まさに消耗を感じている、あるいは何かを始めたばかりで結果が出ずに焦っているどなたかにとって、少しでも力になれば嬉しいです。

※本記事は筆者個人の経験および公的データをもとに作成した参考情報であり、投資・キャリア選択・退職の判断を推奨するものではありません。資産形成の効果や結果には個人差があります。投資には元本割れ等のリスクが伴います。最終的な判断はご自身の状況に応じて、ご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

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