【2026年10月】金利が上がると住宅ローンはどうなる?政策金利・長期金利の違いとは?

資産形成記録

※本記事には、一部アフィリエイト広告(PR)が含まれる場合があります。内容は広告主から独立して、筆者が調べた情報をもとに作成しています。

更新:2026年10月15日 | 読了目安:約8分 | カテゴリ:お金のしくみ

「金利が上がった」というニュース、最近よく目にしますよね。でも、そのニュースが指している金利は、実は1種類ではありません。

私は元看護師で、いまは幼い娘を育てながらプチFIRE生活をしています。お金の勉強を続けてきて感じるのは、「金利」という言葉を3つに区別できるだけで、ニュースへの不安がぐっと小さくなるということです。

この記事では、むずかしい専門用語をできるだけ使わずに、図と表で整理します。住宅ローンを借りている方も、これから検討する方も、預金や投資だけの方も、ぜひ一緒に確認していきましょう。

📌 30秒でわかる結論(2026年10月15日時点)

  • 「金利が上がった」は政策金利・長期金利・住宅ローン金利の3つに分けて考えると整理しやすいです。
  • 日銀の政策金利は1.25%程度(9月18日〜)。10年国債利回り(長期金利)は9月に一時3%台へ上昇し、約30年ぶりの水準になりました。
  • 基本の連動は「政策金利→変動型ローン」「長期金利→固定型ローン」。ただし、家計に届くまでには数か月の時差があります。
  • 借入3,000万円・35年なら、金利+0.25%で月々約3,500円の増加が目安です(試算表はこちら)。
  • 次の注目日は10月29〜30日の日銀会合(記者会見は30日15:30の予定)です。

「金利」は3種類ある:まずは比較表で整理

ニュースで「金利」と出てきたら、まず「誰が決めている金利か」を確認すると迷いません。決めているのは、日銀・市場・銀行のどれかで、それぞれ家計への届き方が違います。

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項目 ① 政策金利 ② 長期金利 ③ 住宅ローン金利
誰が決める? 日銀(金融政策決定会合で誘導目標を決定) 市場(国債の売り買いで日々変動) 各金融機関(基準金利と優遇幅を設定)
ひとことで 銀行同士が超短期でお金を貸し借りするときの金利 国が10年間お金を借りるときの金利(新発10年国債の利回り) 私たちが銀行から借りるときの金利
いまの水準 1.25%程度(9月18日〜) 9月25日に一時3.115%(1996年8月以来の高さ) フラット35の最低金利は10月3.83%。変動型は銀行ごとに異なる
直近1年の動き 2025年末0.75% → 2026年に2回利上げ 2025年末 約2.07% → 9月に3%台へ 固定型が上昇傾向。変動型の基準金利も秋から引き上げへ
動くきっかけ 物価・賃金・為替などを見た日銀の判断 利上げの見通し、財政への警戒、米国の金利など ①②の動き+各行の競争状況
家計への入口 短期プライムレート → 変動型ローン、預金金利 固定型ローン、国債・債券ファンドの価格 毎月の返済額・総返済額

図1:金利のつながり(2本の道すじ)

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政策金利から変動型ローン、長期金利から固定型ローンへのつながりを示した図 【短期の道すじ】変動型ローンにつながる 日銀の政策金利 いま 1.25%程度 短期プライムレート 銀行が企業に貸す基準 変動型の基準金利 例:七十七銀行 3.375%(10/1〜) あなたの金利 基準 − 優遇幅 【長期の道すじ】固定型ローンにつながる 市場の売り買い 利上げ観測・財政・米金利 10年国債利回り =長期金利 9/25 一時3.115% 固定型ローン金利 例:フラット35 最低3.83%(10月) あなたの金利 契約時に決まる 「次の利上げ」の見通しが長期金利も動かす ※数値は2026年10月時点の報道・各行公表から。金融機関や商品によって異なります。

ポイントはオレンジの点線。日銀が実際に利上げする前でも、「次も上がりそうだ」という予想が広がると長期金利は先に動くことがあります。だから固定型は「ニュースより先に動く」のです。

① 政策金利とは?日銀が決める「金利の土台」

政策金利は、変動型ローンと預金金利の“出発点”です。日銀はこの金利を物価や賃金の動きを見ながら調整します。2026年は、年に2回の利上げが決まりました。

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時期 政策金利 何があった? 家計への主な波及
2025年12月 0.75% 利上げ メガバンクの普通預金金利が0.3%に(利上げ当日に各行が発表)
2026年4月28日 0.75%(据え置き) 3人の委員が早期の利上げを主張して反対 —
2026年6月16日 1.00% 物価の上振れリスクを理由に利上げ。約31年ぶりの水準 住宅ローンの基準金利は9月1日から見直し(三菱UFJ銀行の例)。メガバンクの普通預金は8月3日から0.4%へ
2026年7月31日 1.00%(据え置き) 6月の利上げの影響を見極める判断 —
2026年9月18日 1.25% 3か月ぶりの利上げ。間隔は現総裁の就任後で最短 12月1日ごろから基準金利が見直される例あり(次章)
2026年10月29〜30日 (次回会合) 展望リポートが公表される会合。記者会見は30日15:30の予定 結果しだいで、ここから先の見通しが変わる可能性

先の見通しについては、民間シンクタンクの予想の一例として、年内から来年初めにかけて1.5〜1.75%程度までの引き上げを見込む見方があります(大和総研、9月18日付)。あくまで予想で、確定ではありません。

図2:同じ「金利」でも水準はこんなに違う

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預金、政策金利、長期金利、住宅ローン関連の金利の水準を横棒で比較した図 0%1%2%3%4% メガバンク普通預金 8月3日〜 0.40% 変動ローン(優遇後の例) イオン銀行・10月ランキング上位 1.04% 日銀の政策金利 9月18日〜 1.25% 10年国債利回り(長期金利) 9月25日・取引時間中の最高値 3.115% 変動ローンの店頭基準金利 七十七銀行の例・10月1日〜(優遇前) 3.375% フラット35(最低金利) 10月・返済21〜35年 3.83%

⚠️ 見るときの注意:「優遇後の適用金利」と「優遇前の店頭基準金利」を同じ土俵で比べても、お得・損の判断にはなりません。この図で伝えたいのは、金利という言葉が指す中身がそれぞれ別物だ、という点です。

② 長期金利とは?市場が決める「国の借入れの値段」

長期金利は日銀が直接決めるのではなく、「これから金利はどうなりそうか」という市場の予想で動きます。だから、日銀が何もしなくても動くことがあります。

2026年に上昇した背景として、報道では主に次のような点が挙げられています。

  • 日銀が追加で利上げするのでは、という観測
  • 政府の財政運営への警戒感から、国債が売られた
  • 米国の長期金利の上昇が日本にも波及した
  • 日銀が国債の買入れを段階的に減らしていること
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日付 10年国債利回り メモ
2025年12月30日 約2.07% ここ1年の出発点の目安
2026年5月13日 一時2.600% 約29年ぶりの高水準(終値でも記録更新)
2026年7月7日 一時2.850% 財政への懸念から国債が売られた
2026年9月1日 一時3.000% 1996年10月以来、約30年ぶりに3%台
2026年9月25日 一時3.115% 1996年8月以来の高さ

※「一時」は取引時間中の最高値です。最新の数値は、財務省「国債金利情報」や日本相互証券などでご確認ください。

金利が上がると、何に影響する?早見表

「金利が上がる=全部が悪いこと」ではありません。追い風になるものと向かい風になるものに分かれます。

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対象 影響の向き(目安) 理由 確認するポイント
預金 追い風になりやすい 利上げに合わせて預金金利が引き上げられる メガバンクとネット銀行の差、生活防衛資金の置き場所
変動型ローン 向かい風 基準金利の引き上げ→利息が増える 改定日、適用開始月、5年ルールの有無
固定型ローン(新規) 向かい風 長期金利の上昇で、新しく借りる金利が上がる フラット35は10月が過去最高の水準
国内債券ファンド 向かい風になりやすい 金利が上がると、持っている債券の価格は下がる傾向 基準価額の動き、ファンドの債券の残存期間
円建ての保険 商品・時期による 保険会社は国債などで運用するため、運用利回りに影響しうる 契約時の予定利率、新商品の条件
株式・ETF 一概に言えない 業績、為替、世界の景気など他の要因も大きい 自分の投資方針の前提が変わったか

③ 住宅ローン金利とは?「基準金利」と「あなたの金利」は別物

変動型ローンで見るべきは、水準そのものより「いくら引き上げられたか」です。

変動型は、多くの銀行で短期プライムレートをもとに「基準金利」を決め、そこから優遇幅を引いたものが、あなたの適用金利になります。たとえば七十七銀行は、10月1日に基準金利を3.125%から3.375%へ0.25%引き上げました。この+0.25%という引き上げ幅が、優遇後の金利にも基本的に乗ってくる、と考えると整理しやすいです。

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項目 変動金利 全期間固定(長期固定) 当初固定(10年など)
連動しやすい金利 政策金利(短期プライムレート経由) 長期金利 固定期間の間は契約時の金利、終了後は変動へ
見直しの頻度 原則、半年ごと 契約時に確定(途中で変わらない) 固定期間が終わるタイミング
影響が出るまで 数か月の時差あり(次章) すでに借りている人には影響なし。新規は上昇 固定期間中は影響なし。終了時に見直し
考え方の目安 返済額が増えても耐えられる余力があるか 返済額を先に確定させて、見通しを立てやすくしたいか 固定期間のうちに繰り上げ返済や貯蓄を進められるか
注意点 5年ルールで返済額が据え置かれても、利息の割合は増える 金利が下がっても、借り換えをしない限り下がらない 終了後の変動には5年ルールが使えない場合がある

どれが「正解」かは、将来の金利を誰も言い切れない以上、一概には決められません。金利が上がった場合の返済額を、自分の家計で先に試算しておくことが、安心の土台になると私は考えています。

+0.25%で返済額はいくら増える?借入3,000万円の試算表

借入3,000万円・35年・元利均等返済なら、金利が0.25%上がると月々の返済額はおよそ3,500円増えます。「たった3,500円」と思うかもしれませんが、総返済額では約150万円の差です。

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適用金利 毎月の返済額(概算) 1.00%との差(月) 総返済額の差(概算)
1.00% 約84,700円 — —
1.25%(+0.25%) 約88,200円 約+3,500円 約+150万円
1.50%(+0.50%) 約91,900円 約+7,200円 約+300万円
2.00%(+1.00%) 約99,400円 約+14,700円 約+620万円

※借入3,000万円・返済期間35年・元利均等返済・ボーナス返済なしで筆者が試算した概算値です。実際の返済額は金融機関のシミュレーションで必ずご確認ください。借入額が5,000万円なら、増加額はおよそ1.7倍と考えるとイメージしやすいです。

💡 子育て世帯の視点で換算すると

月+3,500円は、習い事1つ分に近い金額です。「ニュースの数字」ではなく「我が家の何が変わるか」に置き換えると、対策の優先順位が決めやすくなります。

利上げは「いつ」家計に届く?時差カレンダー

日銀が利上げした日に、すぐ返済額が増えるわけではありません。銀行の手続きや見直しルールで、数か月〜半年ほどの時差が出る例が多いです。実際に、2026年9月18日の利上げ後のスケジュールを2つの銀行の公表内容で見てみましょう。

図3:9月18日の利上げ後、いつ反映される?

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日銀の利上げから、七十七銀行と三菱UFJ銀行で住宅ローンの新しい金利が反映されるまでの流れ 2026/9/182026/10/12026/122027/12027/2 七十七銀行の例 日銀が 利上げを決定 (9/18) 基準金利を 3.125→3.375% に引き上げ 12月の返済日の 翌日から 新利率を適用 三菱UFJ銀行の例(変動・毎月型) 短期プライム レート引上げ を発表(9/18) 12/1に 基準金利を 見直し 1月の返済日の 翌日から 新利率を適用 2月の約定 返済分から 返済額に反映 ※目盛りは等間隔ではありません。2026年10月時点で各行が公表している内容で、商品・契約時期によって異なります。

三菱UFJ銀行の「年2回型」の場合は、基準日が2027年4月1日、新利率の適用は6月の返済日の翌日(7月の約定返済分から反映)と公表されています。自分の契約がどの型かは、銀行から届く「ご返済のお知らせ」で確認できます。

返済額が変わらなくても「影響なし」ではない:5年ルールと125%ルール

変動型の多くには、返済額が急に増えないための仕組みがあります。ありがたい制度ですが、「金利が上がっていない」という意味ではない点に注意が必要です。

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項目 5年ルール 125%ルール
内容 金利が変わっても、毎月の返済額は5年間そのまま 5年ごとの見直し時、新しい返済額は直前の1.25倍まで
具体例 金利が上がっても、月15万円の返済額は据え置き 月15万円なら、見直し後の上限は18万7,500円
使えるローン 変動金利かつ元利均等返済が対象。一部の銀行では採用していない。当初固定期間が終わったあとの変動には適用されない場合もある
見落としがちな点 返済額は同じでも、利息の割合が増えて元金が減りにくくなる(総返済額が増える) 金利が大きく上がると、返済額では利息を払いきれない「未払利息」が生じる可能性がある
💡 ルールで返済額が守られている間にできること

  • ボーナスや臨時収入の一部を「繰り上げ返済用」に分けておく
  • 借り換えを考えるなら、金利差だけでなく手数料などの諸費用(借入額の2%程度が目安とされます)も含めて比べる
  • 契約書や「ご返済のお知らせ」で、5年ルールの有無と改定日を確認する

知らないと損する?金利ニュースの「よくある誤解」3選

ここでは、私がお金の勉強を始めたころに自分自身が勘違いしていたことも含めて、ありがちな誤解を3つ整理します。

❌ 誤解1:「日銀が利上げした日に、ローンの引き落としが増える」

→ 実際は、基準金利の改定・適用開始・返済額への反映という3段階があり、数か月の時差があります(前章の図3)。その間に対策を考える時間がある、と捉えるのが前向きな見方です。

❌ 誤解2:「5年ルールで返済額が同じなら、家計への影響はゼロ」

→ 返済額の内訳では利息の割合が先に増えているため、元金の減りが遅れ、総返済額は増えます。「見えない負担増」と理解しておくと、繰り上げ返済の判断が変わります。

❌ 誤解3:「金利が上がる時代は、預金も投資も全部見直すべき」

→ 預金は置き場所の見直しが有効ですが、長期投資を慌てて売買する根拠にはなりにくいです。まず「自分の契約と方針の確認」から始めるのが順番としておすすめです。

子育て世帯向け:金利ニュースが出た日の「3つの財布」3分チェック

金利のニュースが出たら、「借りている」「預けている」「投資している」の3つの財布に分けて順番に見ます。忙しい日でも3分で終わるのが目標です。

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財布 確認すること 確認する場所 次の一歩(例)
① 借りている 変動か固定か/基準金利の改定日/適用開始月/5年ルールの有無 契約書、「ご返済のお知らせ」、銀行サイトのお知らせ 金利が+0.25%・+0.5%上がった場合の返済額を試算しておく
② 預けている 普通預金の金利が上がったか/ネット銀行との差 各行の預金金利の発表ページ 生活防衛資金の置き場所を見直す(出し入れのしやすさも含めて)
③ 投資している 債券ファンドの割合/投資方針の前提が変わったか 証券口座の保有資産、ファンドの月次レポート 売買を急がず、方針を書き出して見直す

コピーして使える:今日のチェックリスト

  • 住宅ローンの「ご返済のお知らせ」を1枚見つけて、金利タイプ(変動/固定)を確認した
  • 基準金利の改定日と、新利率の適用開始月をメモした
  • 5年ルール・125%ルールが自分の契約に付いているか確認した
  • 普通預金の現在の金利を、銀行アプリで確認した
  • 保有ファンドに国内債券ファンドが含まれるか確認した
  • 次の日銀会合(10月29〜30日)をカレンダーに登録した

私が実際にやったこと(体験談)

9月の利上げニュースの日、私がまずやったのは「何も売買しない」ことでした。代わりに、預金の置き場所を確認して、生活防衛資金の一部を金利の高い口座へ移す検討を始めました。投資の高配当株・米国ETF・インデックスは、方針の前提(長期・分散・積立)が変わっていないと判断して、そのまま保有を続けています。

娘の保育園の送迎の合間に10分だけ時間を取って、家計簿アプリの「住居費」の欄を見直しました。ニュースのたびに心を乱すより、「自分の数字を1回確認する」ほうがずっと心が軽くなる——これが、お金の勉強を続けてきた私のいちばんの実感です。ただしこれは私の考え方であり、おすすめや勧誘ではありません。

「見る日」を決めておく

金利のニュースは毎日出ますが、全部を追う必要はありません。日銀の会合の日に絞る、という選び方もあります。

  • 10月29〜30日:日銀会合(展望リポートあり。記者会見は30日15:30の予定)
  • 12月17〜18日:日銀会合(今年最後)

よくある質問

Q1. 「金利が上がった」とは、どの金利のことですか?

ニュースによって違います。日銀が決める「政策金利」(現在1.25%程度)、市場で決まる「長期金利」(10年国債利回り)、銀行が決める「住宅ローン金利」の3つに分けて考えると整理しやすいです。

Q2. 日銀が利上げすると、変動金利はいつ上がりますか?

銀行ごとに違いますが、利上げの発表から基準金利の見直しまで数週間〜数か月、新しい利率の適用や返済額への反映までさらに数か月かかる例があります。たとえば三菱UFJ銀行の毎月型では、9月18日の発表後、12月1日に基準金利を見直し、2027年2月の約定返済分から反映される予定です。

Q3. 金利が0.25%上がると、返済額はいくら増えますか?

借入3,000万円・35年・元利均等返済なら、月々およそ3,500円、総返済額で約150万円の増加が目安です(概算)。借入額が多いほど影響は大きくなります。

Q4. 5年ルールがあれば安心ですか?

毎月の返済額は急に増えにくくなりますが、利息の割合が増えて元金が減りにくくなります。金利が大きく上がると、未払利息が生じる可能性もあるため、「返済額が同じ=影響がない」とは言えません。

Q5. 変動と固定、どちらがお得ですか?

将来の金利は誰にも断言できないため、一概には言えません。金利が上がった場合の返済額に耐えられるか、繰り上げ返済に回せる貯蓄があるか、といった家計の余力で考えるのが現実的です。

Q6. 長期金利が上がると、何に影響しますか?

固定型の住宅ローン金利が上がりやすくなります。また、すでに発行されている国債や債券ファンドの価格は下がる傾向があります。

Q7. 預金金利はいつ上がりますか?

利上げの決定と同時期に各行が発表し、数週間〜2か月ほどで適用される例が多いです。2026年6月の利上げでは、メガバンクの普通預金金利が8月3日から0.4%に引き上げられました。銀行間で水準差があるため、置き場所の比較が有効です。

まとめ:金利ニュースは「3つに分ける」「時差を知る」「3つの財布で見る」

  • 3つに分ける:政策金利(日銀)・長期金利(市場)・住宅ローン金利(銀行)
  • 時差を知る:変動型でも、返済額に反映されるまで数か月かかる例が多い。ただし5年ルールの陰で、利息の割合は先に変わる
  • 金額で知る:借入3,000万円・35年なら、+0.25%で月約3,500円の増加が目安
  • 3つの財布で見る:借りている・預けている・投資している。まずは自分の契約内容と改定日の確認から

金利は、上がり続けるとも、すぐ下がるとも言い切れません。だからこそ、ニュースに振り回されず、自分の家計に何がいつ届くかを知っておくことが、いちばんの備えだと思います。まずは今日、ご自身の契約書か「ご返済のお知らせ」を1枚、確認してみてください。

同じテーマを映像で見たい方は、参考として 大人の学び直しTVの動画「『金利が上がった』ってどの金利?」 もあります(本記事は、公表資料と報道をもとに筆者が独自にまとめたものです)。

⚠️ ご注意

本記事は2026年10月15日時点の公開情報にもとづく一般的な情報提供であり、特定の金融商品の購入・借入れを勧めるものではありません。金利や各行の条件は変更される場合があります。試算は概算であり、実際の返済額は金融機関のシミュレーションでご確認ください。投資には元本割れなどのリスクがあり、結果には個人差があります。最終的な判断はご自身で行い、個別のご相談は金融機関やファイナンシャルプランナーなどの専門家へお願いします。筆者はFPの有資格者ではなく、現在勉強中の立場です。

この記事を書いた人:はと(お金と自由ラボ)

元鍼灸師・元看護師(約10年)。現在はプチFIRE生活で、娘との時間を大切にしながらブログ運営や資格の勉強をしています。学生時代のお金の苦労や、一時期の浪費を経て、節約と長期投資(高配当株・米国ETF・インデックス)を学びながら実践中。簿記3級取得、簿記2級・FP3級を勉強中。専門家ではなく「実際に経験してきた一人」として、初心者がつまずきやすい点をやさしく発信します。

出典・参考

資産形成に役立った書籍紹介👇




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